Sweetmoon42

疲れていたのかグッスリ眠っている様だった。

ここへ来た時はあまり顔色も良くなかったが、多少は血色がよくなった様だった。

:o::o:o::

それはちょっと。

それはちょっとってなんだ?

うん、それは無理でしょ?

無理って?

赤ん坊のためだよ。

うっ嘘つけないし。

嘘?

俺翔くんと結婚した時に死ぬまで添い遂げるって誓ったんだ。

:o::o:o::

助けてくれって頼ってきたくせに、牽牛星と死ぬまで添い遂げるって

はぁ

罪作りな者だ。

俺に時間をくれないかな?

翔くん

確か、翔くんはそんな事を言っていたっけ?

あの時どうしてちゃんと話を聞かなかったんだろう

翔くんは何か考えてくれていたんじゃないの?

でも

何を?

俺は元女型じゃない。

子どもを育てられる?じゃないんだ。

でも、だからってあきらめるなんて出来ない。

翔くんと

オイラの赤ちゃん。

優しく誰かが頭を撫でていた。

だれ?

優しいその手はそのまま下へと

シュルー

腰ひも?

なっ!

一気に目を覚ますと、目の前には東宮の顔があった。

潤?一体何を。

静かに。

ことさら優しく囁きながら、あっという間に腰のひもが抜き取られてしまった。

何やって。

静かにと申しただろう?

すぐに終わる。

大丈夫。

キチンと心得ているから安心していい。

安心していい?

何処がっ!

俺は東宮の胸を力いっぱい押し返した。

潤っ!

だが、すぐさま迫ってきた相手に両手を取られてしまった。

そのまとこへと押し付けられる。

何を

クチュー

唇が塞がれ熱い物が入り口を叩いてくる。

グッと引き結んで侵入を許さない。

何で

潤の?を押しのけようと?くがビクともしない。

力が全く入らなかった。

クチャ

強情だね。

止めてっ。

そう叫ぶと、頬を優しく撫でられた。

非力だね

今の時期は仕方がないそうだ。

だから、今しかチャンスがない。

一体、何の話?

止めてよ潤っ!

赤ちゃんにもしもの事があったら許さないよ。

だから、暴れないで

こういう時の作法も習っているから大丈夫だ。

はっ?

愛してる。

必ず赤ん坊を無事生ませてあげっると約束するよ。

無事生ませるって

何言ってんだ?

危険だって言ってたじゃんっ。

うん、そうだね

でも、私には智を

赤ん坊を生ませてあげる方法を知っているんだ。

え?

くちゅー

あっ

驚いた隙に入り込ん出来た舌が口の中をねっとりと蹂躙する。

習ったと言うだけあって、東宮の動きは何から何まで巧みだった。

力が抜ける

ダメだ。

消耗するばっかりで

翔くん

ごめん。

オイラバカだった。

ボロ

ボロボロ

零れ落ちたまみだが濡れた感触に拭われて行く。

潤の舌に舐め取られていた。

泣かないで。

うっ。

そんな事言って誰のせいだと

ギュッと抱きしめられる。

そしてすぐさま解放されたが、腕を掴まれていた。

身動きが

何だってオイラはこんなに非力なんだ?

すまない。

目の前にあった綺麗な東宮の顔が微かに痛いように歪んだ。

いつの間にやら彼は単衣になって胸元を覗かせていた。

案外逞しい筋肉が伸し掛かってくる。

何もかも素早くてついていけない。

もう

智愛しているよ。

やだっ、やめてよ。

情けないことにオイラはシクシクと泣いていた。

智。

すると潤もシクシクと涙を流し始めていた。

何で泣いてるんだ?

ううっ愛してるんだ。

泣かすのはこれきりだ。

後は、一生大切にするから許しておくれ。

何言って

そんな馬鹿な事っ!

だが、そんな抗議の言葉も、涙混じりの熱い唇に吸い取られてしまっていた。

翔くんごめん。

おいら

本当にピンチだ。