幕張の空に零戦が帰ってきた! 対戦車ヘリ「アパッチ」も 「レッドブル・エアレース」に3万5千人が熱狂

 下記は、2017.6.3 付の産経ニュースの記事です。

                        記

 幕張の空に零戦が帰ってきた! 3日に千葉市で始まった世界的航空レース「レッドブル・エアレース千葉2017」で、第二次世界大戦期に日本海軍の主力艦上戦闘機だった零戦の復元機がデモンストレーション飛行。約70年ぶりに東京湾上空に轟音をとどろかせ、集まった約3万5千人の航空ファンの歓声を浴びた。

 エアレースの予選が終わった午後5時半ごろ、会場の千葉市美浜区の県立幕張海浜公園。日が傾いてやや薄暗くなり始めると、砂浜の航空ファンからどよめき、一斉にカメラを同じ方角に向けてシャッターを切った。海上からエンジン音を響かせて零戦が姿を現した瞬間だった。

 この日飛行したのは、南太平洋のパプアニューギニアに落ちていた残骸から復元された1機。零戦はレプリカを除いて世界中に4機が現存しており、日本人が所有するもので現在も飛ぶことのできる唯一の機体という。

 有志らで企画した「零戦里帰りプロジェクト」の一環。有志らは「これまでの日本を振り返り、『平和への思い』が込められている」としているという。零戦の飛行はほんの数分だったが、往年の雄姿をカメラにしっかりと収めた航空ファンらは満足そうな表情を浮かべていた。

 この日は零戦のほかにも、民間旅客機界の名作機「DC−3」や陸上自衛隊の対戦車ヘリ「アパッチ」なども展示飛行し、航空ファンらから歓声を浴びていた。

 メーンのエアレースは、コース全長約4キロ、高さ25メートルの障害物の間を最高時速350キロですり抜けタイムを競う3次元スポーツ。世界8都市を転戦するシリーズ第3戦で、千葉では今回で3年連続の開催となる。

 この日の予選では、レースパイロットの操縦技術に観客はくぎ付けとなった。初のアジア人パイロットで千葉大会2連覇のかかる室屋義秀選手(44)は、14選手中4位の好位置につけた。

 東京から友人2人と来たという坂東聖博さん(32)は「飛行機との距離感が近く、すごく迫力があった」と興奮気味だった。

 http://www.sankei.com/premium/news/170603/prm1706030033-n1.html