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激熱!映画と映画愛の本

ゴールデンウィークも(ほぼ)終わり、旅行から帰って来ました。

時間の関係で会えない人・連絡の間に合わなかった人もおりましたが、学生時代の友達や各地の映画仲間と(時間的にギリギリになりつつも)話が出来たのが幸いでした。

今回は特に飛行機・新幹線・特急を乗り継ぎまくる大移動だったため、移動中に読む本などを先々で買ったりしていたのですが、中でもこの2種は「映画的に」激熱だったのでオススメです。

●「映画宣伝ミラクルワールド 東和・ヘラルド・松竹富士 独立系配給会社黄金時代」(洋泉社

1970年代から90年代にかけて、独自の宣伝手法でヒット作を連発しつつ、失敗作も量産した独立系配給チェーンの顛末記です。

キングコング』と『カサンドラ・クロス』の同時期公開頂上決戦秘話、『サスペリア』が生んだニュー・ホラーの功罪、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』と『アマデウス』と80年代映画興行界の変化など、超大作公開にまつわる裏話が満載。特に70年代のアナーキーすぎる映画宣伝手法は、今はない猥雑さに満ちていて衝撃的です。

思わずギラーミン版『キングコング』のBDを購入してしまいました(33年版とピーター・ジャクソン版は持っているたが、なぜかコレだけ持ってなかった)。

●「木根さんの 1人でキネマ」1〜3巻・刊行中(白泉社

映画狂のアラサー女が主人公のコミックです。

といっても王道の恋愛映画や感動映画を紹介する類の話ではなく、主人公は、1980年代〜現代に至るSF・アクション好き。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』を一人で見に行った少女時代に映画に覚醒(同時期に日曜洋画劇場で『ターミネーター』にハマる)、VHSに録画した映画でソフト三昧の学生時代、そして映画漬けの社会人へ…と経ていく主人公は、なんとなく自分に似ています(同い年で会社の管理職という設定も…)。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を見に行くために会社を休む上司との静かなバトルや、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にルームメイトともども日常生活を侵食されていく様子、「ジブリ映画を見たことがない」発言のせいで社内で巻き起こる大波乱など、他人事とは思えないほどの映画+日常ネタの嵐です。

まだまだ続刊中なので、しばらくこのコミックと作者は追いかけることになりそうです。