五分咲きの桜が 風に揺れる

暖かいのは陽射しだけで

少し肌寒い朝の風に 仙台の空を想う

新学期から

大通りまで 送り迎え

小学校までは 子供の足で10分

行ってみたら

保護者がぞろぞろと 歩いていた

スピーカーでしゃべりながら 徐行して走る 警察署のパトロールカー

連なるランドセルと 子供を待つ 保護者の列

男の子の 親もいた

毎日のようにくる スクールメール

親の不安は みんな一緒なんだ

自分はどれだけ あの子達を 守れるんだろう

中学の頃 成績を競ってた男子がいた

男は男らしく

女には負けたくない

男をちゃんと頼れ

それが彼の価値観で

この時代に 男女は平等なんかじゃないと

堂々と主張する その男気を

それはそれで かっこいいと 思っていた

平等なんかじゃない

同じじゃない

誰もあてになんかしないで 生きてきたけど

旦那が締めたジャムの蓋を

どうしてもあけられない時とか

公園で走ってる男の子とぶつかったら

こっちの方がよろけた時とか

絶対的な 無力感を 感じる

姉妹に教えるべきは

危険を回避する術と

女子に生まれた以上 社会で不平等を感じる機会が必ずあるということ

大丈夫なんて

どこにもないんだ

中学にまで迎えにきていた 祖父の思いが

今なら分かる

全部知ってるスーパーマン

全部解決して

助けてくれたら いいのに

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